「第138回 小丘診性日光皮膚炎」 2023年6月30日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

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医療コラム

「第138回 小丘診性日光皮膚炎」 2023年6月30日付 「リビング多摩 」に掲載されました|立川皮膚科クリニック|立川駅南口徒歩2分の皮膚科クリニック

「第138回 小丘診性日光皮膚炎」 2023年6月30日付 「リビング多摩 」に掲載されました

紫外線に過敏反応して生じる皮膚炎に注意! 

夏の到来! UV対策を欠かさないで

 

 太陽が照りつける中でプロ野球のデイゲームを観戦、大いに楽しんだのはいいけれど、陽が当たっていた首の下や腕に赤い発疹がでてかゆい…そんな症状について、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・立川皮膚科クリニック院長の伊東秀記先生に聞きました。

―日焼けでしょうか?

 「日焼けというより、光線の過敏反応による皮膚炎と思われます。主に紫外線A波(UVA)またはB波(UVB)に反応して発疹、かゆみ、水ぶくれなどが現れるのを“多形日光疹”、A波(UVA)に反応して小水疱や赤く腫れたような丘疹ができるのを“小丘診性日光皮膚炎”と言います」

―どんな経過をたどりますか?

 「日光を浴びる、いわゆる照射時間には個人差があり、数時間ほどで発疹が出現する場合や、次の日になって現れる場合もあります。発疹はたいてい数日から数週間で消えますが、特にかゆみがある場合は、皮膚科に相談して下さい。抗アレルギー剤や外用ステロイド剤を処方します」

―対策はありますか?

 「紫外線は5・6月ごろが最も強いです。真夏だけでなく、初夏から秋まではできるだけ直射日光を避けて、肌を覆うような服装に心掛けるなどの注意が必要。UVケアも大事です。日焼け止めクリームはPA+++以上のものを、特にUVB対策には、SPF50以上のものを選びましょう」

20230630立川皮膚科クリニック様_第138